タイムレコーダーは会社に出社した時と退社する時の2度利用する事になりますが、タイムレコーダーが遅れている場合記録された時間も遅れた形で行われる事になります。
例えば、9時出社で6時退社の会社の場合でタイムレコーダーの時間が2分遅れている時、8時58分に出社した人は8時56分と言う記録が行われる事になり、6時ジャストに退社した人は5時58分と言う記録が行われる事になります。
記録が午後6時であれば所定労働時間を満たしている事になりますが、5時58分と言う記録は早退した事になるため、適切な勤怠管理にならなくなります。
そのため、勤怠管理の一つとしてタイムレコーダーの時刻チェックおよび補正と言う作業が必要になると言う事です。
タイムレコーダーの中には電波時計が組み込まれているタイプもあります。
電波時計は、時刻や周波数の基準になる標準電波を送信している標準電波送信所からの電波を受信し、標準電波に含まれている時刻コードを使って時間を自動的に修正することが出来る時計です。
常に正確な時間を表示することが出来るため、タイムレコーダーが2分遅れていると言う事が起こらない、正確な勤怠管理を行うことが出来るなどのメリットを持ちます。
但し、電波時計は標準電波を受信することが出来る環境にタイムレコーダーを設置する必要があるため、現在のタイムレコーダーが設置されている場所と同じ位置に置くことが出来ない事もあります。
しかしながら、時間を常に修正することが出来るため、正確な時間になっているかと言う確認が不要になります。